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深夜メインのアニオタ。今はMHAがアツい。
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深夜メインのアニオタ。
今はMHAがアツい。
黒博物館シリーズ原画展+ギャラリートークショー

黒博物館シリーズ原画展+ギャラリートークショー

大好きな藤田先生の原画展、合わせてトークショーもチケット取れたので行ってきました!

趣のある旧テオドラ邸が作品の雰囲気を際立たせてて、ロケーションから最高だったわ…。
漫画の原稿に設定やアイディア出しのノート、作中に出てくるアイテムまで展示されてて 展示スペースはこじんまりとしていたもの情報量が濃厚でした。
あとキャラクターのパネルも展示されてたんだけど、藤田先生が裏面にたくさんのイラストを描いてくださってて、この原画展に対する愛情と来場者へのおもてなしの心にほこほこしちゃった(*´ `*)

原画の感想だけでも長くなっちゃうからトークショーの話。
トークショーと言うよりは一問一答みたいな感じで、来場者からの質問に藤田先生が答えて下さったんだけど印象深かったお話を抜粋します〜
(ネタバレ含むので要注意。覚えている限りの内容なので、言い回しは曖昧です。)


Q:スプリンガルドのラストシーンでヒロインのマーガレットにちなんでマーガレットの花畑が送られますが、これは初めからこのラストにしようと思ってヒロインの名前をマーガレットにしたんでしょうか。
A:全く考えてませんでした。
大まなから流れは初めに決めてますが、詳細なラストは未定で、ただこの伊達男ならこのまま終わらせない、何かさせたいと思った時にふわっとマーガレットの花畑にしようと思い浮かびました。
→これがさぁ…!天才の一言では言い表せない、感性を持った方の回答なんだよなぁ…!!
そんな奇跡ある?「マーガレットの花畑を出すから名前をマーガレットにしよう」ってなるなら分かるけど、いざラストシーンで思い浮かぶって言うのがさぁ…さすがです…。

Q:劇団四季のゴーストアンドレディをみました。
原作と異なる点がありましたが、先生として不服に感じることはなかったんでしょうか。
A:特にありませんでした。
劇団四季さんを全面的に信用していたし、僕としてもキャラクターがブレなければ話は多少変わって問題なく、ただ最後のオチだけはそれとな〜く希望を仄めかしました笑
→他作品を挙げて申し訳ないけど、リアル推しの子だ〜!!ってちょっと笑ってしまった。
確かに追加のキャラがいたりグレイのラストが違ったりしていたんだけど、キャラ自体の考え方や性格にブレがなかったんだよね。
多少の脚色はあっても不快に感じなかったのはその辺りの配慮のお陰だろうな…すごいわ。

Q:藤田先生が描かれる女性はみんな目が大きくてキラキラとしていますが、三日月よ、怪物と踊れのメアリーは始終、黒目なのが気になりました。何か理由があるんでしょうか。
A:生きる気力みたいなものを意識して描いています。
ゴーストアンドレディのフローなんかは火がついてからはやる気に満ちてギラッギラした目をしているけれど、メアリーは絶望から生きていてもいいという希望をいかに見出すかを意識していたので、黒目にしてラストあたりから目に光が宿るようにしました。
→聞いた瞬間の鳥肌よ。
確かに読んだ時、藤田先生の女性キャラにしてはキャラデザがいつもと違うような…年齢の設定のためかな?とか思ってた浅はかな自分がめちゃくちゃ恥ずかしくなりました…。
いやーー、すごい。なるほどなと目から鱗が落ちたわ。このお話きけて本当に良かった。勉強になりました。

最後に藤田先生が1人ずつ握手とお見送りをしてくださって、私は何も気の利いた事を言えなかったんだけど、それでも優しい藤田先生のお人柄に感謝しかありません…。
展示とトークショー合わせてとても濃密で充実した時間を過ごせました。
楽しかった〜!!
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